大きな枠組みに対峙した時の心構え

先日、文章を書くのが上手で、個人的に尊敬している友達とランチした時に、「苦手だけど、悩みながら(記事を)書いている」と聞いて、衝撃を受けた。上手な人はやっぱり陰で努力してるんだ…と触発されて、ちゃんと書いてみようと思って再開。(それでもランチしてから数日経ってるけど。。。)荒削りでもまずは発信多めでTryしていく所存。

 

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昔お世話になった先生が言ってた、「自分が触れない、大きな既存の枠組みの中でも、ちょっとでも新しく取り組むことや、それを楽しむ余裕が大事なんだよね」という言葉が、最近ぐっときている。

 

受け入れがたいものを目にすると、いち早く目の前の現実を理想像に近づけようとして、枠組みやその背景にあるダイナミズム的なものに、あーだこーだ言いたくなる。そして、そう主張しているだけで何か進んだような気になってしまう。または、自分の力じゃ何もできないからって、問題を放棄して、全て外部要因のせいにしてしまいたくなる。

批判も放棄は何も生み出さないし、むしろ自分を後退させる。そうやって一歩も進めなくなって、自分の介在価値とか、これまで進んできた目的とか、考え始めてしまう。難しいのは、関わるフィールドが広がるほどに、自分の手でどうにもならない範囲は比例して増えて、こういうことに直面する機会も多くなる。

 

最初の先生の言葉は、こういうがんじがらめから抜け出すアドバイスだったんだなぁと思う。どっしり構えて受け入れてみるのがまず一歩。そして、「なら、何ができるか?」って呟いてみる。そうやって、ちょっとずつ進んで行くプロセスを楽しんでいくこと。

そういった状況を受け入れるには、エネルギーが必要。そのエネルギーは、自分の人生に対する信頼感と安心感、「自己効力感」「心の余裕」だと思う。貯めるには、多分小さなことでも、自分の頭で考えてチャレンジして、結果を受け止めて、またチャレンジして‥を繰り返していくことなんじゃないか。その結果、なんとなく「全部は変えられなくても、何かは影響を与えられるはず」って思えるようになるのかも。

 

その先生は10年以上を費やして、既存の枠組みがどうだったかも忘れてしまうくらいに見違える、今の状態を作り上げた。そんな姿を見ていると、こういうのって短距離走じゃないよなぁって思う。モチベーションが高いほど、結果を早く求めてしまうし、生き急ぎがちだけど、焦らずに目の前の課題に向き合い続ける”持久力”みたいなものも、併せ持っておくべきだなと思う今日この頃。

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